『人生。山あり。カブあり。』

ココは『ボンクラ』の総本山

『上高地クラシックルート』 〜晩秋の下山編〜 前編

上高地での暮らしもあと僅か。

最後を飾る山歩きはあれしかないと思い立ち、行ってきました。

上高地クラシックルート』

松本市、野麦街道沿いの集落「島々(しましま)」から、徳本峠(とくごうとうげ)を経由し上高地を結ぶルート。

昭和8年に窯トンネルが竣工するまで上高地への主要アクセスで、近代登山を日本に伝承したウォルター・ウェストンもこのルートを経由し上高地へと。

バスを使えば、1時間で上高地に行けるこの時代に10時間以上かけて歩きます。

※全行程は、20㌔以上なので行かれる方は、要注意!

今回は、『上高地』より『徳本峠』を経由し『新島々駅』を目指す下山ルートを選択。

いざ、出発!

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頑張って早起きしました。
季節も『晩秋🍁11月10日』なので夜明けまでまだまだ。

ヘッドライトを装備し、真っ暗な中を
河童橋』を目指し歩き始める。

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闇に浮かぶ、『河童橋
橋の近くには、星を観測する人達がたくさん居て少しビビる。(; ・`ω・´)

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小梨平キャンプ場を進み、経由地の『明神館』へ向かいます。

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『ナイトハイク?』は、初めてのだったのでビビりながらの前進。

この標識手前で、日本サルに遭遇しめちゃくちゃビビる(゚A゚;)ゴクリ

クマかと思ったよ!(´(ェ)`)くまがおー。
しかも、襲ってくるフェイントかましてきやがる。

サルも怖い。🐒🍌

ビビって少し早歩きで『明神館』へ。
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無事に到着!

早く歩いたので『河童橋』から30分で到着!

ここから『徳本峠』を目指します。
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明神から10分程で分岐の道標へ。

ここから更に森の奥に。
いつクマさんが、出て来てもおかしくない。

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橋を渡ったり、山肌から流れる水を渡ったり奥に進むにつれ、道幅は狭くなってくる。

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あと2キロ。
時間は、5時15分。まだ、暗い。

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見えにくいですが、水が凍ってます。

ここぐらいからは、ずっとつづら折りの峠道。

折返し、折返しのこれぞ峠道という感じ。

道幅が、狭いので焦らず丁寧に登ります。
気温が低いので、汗もかかず気持ちよく登れました。

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ここでヘッドライトの電池パワーがなくなってきたので省エネ。

でも、だんだん空が明るくなってきました。

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あと200メートル。
道は、しっかり整備されているので道迷いの心配もなくさくっと登れました。

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ここから『上高地クラシックルート』の始まりだ。

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おっ。 
展望台。観に行こう!

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霜柱!ザクザクで楽しい( ゚∀゚)o彡°

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わぁー。
なんにも見えん。

※晴れていれば、ここから穂高連峰明神岳の大展望が見えるらしい。

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歴史ある『徳本峠小屋』。
もう閉まっていたのが、残念。

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橋が撤去されているらしい。
気をつけよう。

2時間休憩なしで歩いたので、ここで朝ご飯。

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美味しい!
流石は、ご当地パン。

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夜明けの始まりだー!

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日の出とともに、行動を開始します。

いよいよ…島島谷へ。
時刻は、6時30分。

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登ってきたようなつづら折りの峠道の下り。

なかなかの傾斜があり、これは最後膝がヤバそうだな。

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でも、先程まで暗い中歩いていたので景色も良くさくさく行きます。

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こんなふうに直角のコーナーも。
飛ばしすぎると崖下に真っ逆さまなので、脚のグリップを効かせ滑らないように。

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ジグザグの道を降りると。
水場に到着。

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『力水』を飲んでみなぎるパワー!(謎)
( ゚∀゚)o彡°

パワーを充電し、ガンガン行くよー。

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ここで、川を渡ります。
ここは、まだ楽ですが雨が降っていたらと考えると…

靴は、防水の方が間違いないです。

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道もわかりやすく、歩きやすい。

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この日は、霜が降りてました。❄

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橋が撤去されているポイントに到着!
川幅の狭い所に狙いを定めて、石に乗るとめちゃくちゃ滑る。(;^ω^)

危うく、ドボン!でした。
近くに落ちていた木の棒をストック代わりになんとなく渡る。

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茶色石は、全部滑る石はです。
渡るときは、滑らない石を見極めて。

GORE-TEXの靴に助けられます。

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ラッキー!
次は橋があると思い、一歩踏み出すと霜で濡れた木で滑るー。

かなりひやっとしましたΣ(´∀`;)

橋も気をつけなければ…

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橋を超えると道幅が広くなり、ルートがわかりづらくなりますがピンクの印があるので安心です。

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安心したので『クッキー』食う!

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もふもふレベル85。

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花じゃないんです。紅葉なんです🍁

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しかし、このピンクのテープがなければ明らかに道だから怖い。

本当のルートは、右上。

広い道の所は、道迷いに気を付けて!!!

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7時30分。
道標に到着!

まだ13㌔もあるよ!

流石のロングコース。

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鉄の橋も滑るので、油断禁物!

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橋やハシゴもかけてあり、ありがたい。
どんどん、行くよー。
( ゚∀゚)o彡°

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『中の沢』

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休業中の『岩魚留小屋』。
ボロボロやないか。

こんな陰気なところじゃ、休憩する気にもならないなぁってことで先に進む。

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ゴミもたくさん。

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『徳本峠』〜『岩魚留小屋』の
コースタイムは、2時間。
6時30分〜8時ジャストなので少し早めかな。

この調子で進もう!

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ここまで行動時間4時間。 

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橋を渡り。

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川を渡る。

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誰とも逢わない、ひとりだけの世界。

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ようやく『二俣』の看板が…

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誰か、落としてる。
おーい。大丈夫ですかー。
とついつい一人芝居。

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なんかお金が掛かってる立派な橋です。

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大きな巨石も増えてきました。
大自然

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苔むす、ベンチ。

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見どころなのかな。

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ようやく、ここで半分です。
島々までようやく10キロをきりました。
まだまだ長い(*´∀`*)